ドラム式洗濯機のランニングコスト比較|東芝・パナソニック・シャープで最も安いのは?

生活

ドラム式洗濯機を選ぶとき、「本体価格」だけで判断していませんか。

実は、購入後にかかる電気代・水道代といったランニングコストを考えると、メーカーごとに8年間で数万円もの差が出ることがあります。

この記事では、東芝・パナソニック・シャープの最新ドラム式洗濯機をもとに、洗濯のみ・乾燥あり・省エネモードの3パターンで徹底比較しました。

「乾燥をよく使う家庭」「できるだけ節約したい家庭」など、ライフスタイル別に最適な選び方も紹介します。

この記事を読めば、あなたの家にぴったりの最もコスパの良い洗濯機が見つかります。

ドラム式洗濯機のランニングコストとは?

ドラム式洗濯機を購入するとき、つい本体価格だけに目がいきがちですが、実際に重要なのは毎日の使用で発生するランニングコストです。

この章では、ランニングコストに含まれる項目と、比較する際に知っておくべき前提条件を分かりやすく解説します。

ランニングコストに含まれる主な項目(電気代・水道代・下水道代)

ランニングコストとは、洗濯機を使い続けることで毎月・毎年かかる費用のことです。

一般的には電気代水道代下水道代の3つが中心になります。

以下の表に、それぞれのコストの特徴をまとめました。

項目 内容 コストに影響する要因
電気代 モーターやヒーター、乾燥機能などに使用 消費電力量・運転時間・電気料金単価
水道代 洗濯時に使用する水の量 使用水量・水道料金単価
下水道代 使用した水の排水処理費用 使用水量・下水道料金単価

これら3つの要素を組み合わせることで、1回あたり・1年間あたりの費用を算出できます。

特に乾燥機能を多用する家庭では、電気代が全体のコストを大きく左右します。

ランニングコストを比較する前に知っておくべき前提条件

メーカーごとの比較を行う際には、前提条件を統一して計算することが重要です。

たとえば、この記事では以下の条件を基にランニングコストを算出しています。

項目 設定条件
洗濯回数 1日1回(年間365回)
電力料金単価 31円/kWh
水道料金 137円/㎥
下水道料金 125円/㎥
使用期間 8年間を想定

これらの条件を揃えることで、メーカーごとの純粋な性能差やコスト効率を正確に比較できます。

次の章では、実際に比較対象となる東芝・パナソニック・シャープの最新モデルを紹介します。

東芝・パナソニック・シャープの主要モデルを紹介

ここでは、各メーカーの代表的なドラム式洗濯機を取り上げて、それぞれの特徴や価格帯を整理します。

どのモデルも2023年以降に発売された最新機種で、洗濯性能・乾燥性能ともに高い水準にあります。

東芝 TW-127XP3L の特徴と価格

東芝のTW-127XP3Lは、独自の「ウルトラファインバブル洗浄EX」を搭載した高性能モデルです。

この技術により、洗剤の浸透力を高め、衣類の汚れをしっかり落としながらも水量を抑えることができます。

価格帯は以下の通りです。

発売日 2023年9月
相場価格(2024年12月時点) 232,000〜266,000円
主な特徴 省エネモード対応・低振動設計・静音性能が高い

静音性と節水性能のバランスが良く、長期的なランニングコスト削減にも貢献します。

パナソニック NA-LX129CL の特徴と価格

パナソニックのNA-LX129CLは、洗剤自動投入や温水泡洗浄など、利便性と洗浄力の両立を実現したモデルです。

また、乾燥機能の効率が高く、省エネ性能でも定評があります。

発売日 2023年10月
相場価格(2024年12月時点) 320,000〜369,000円
主な特徴 省エネモード搭載・自動洗剤投入・温水洗浄対応

初期費用はやや高めですが、長期的な節電効果を重視する家庭には最適な選択肢です。

シャープ ES-X11B の特徴と価格

シャープのES-X11Bは、他メーカーに比べて価格が抑えられており、コストパフォーマンスに優れています。

AIお洗濯機能を搭載し、衣類の量や汚れに応じて最適な洗濯を自動制御します。

発売日 2023年9月
相場価格(2024年12月時点) 199,000〜280,000円
主な特徴 AI制御・ヒートポンプ乾燥・価格の安さが魅力

特にコスト重視の家庭に人気が高く、ランニングコストの低さも注目ポイントです。

洗濯のみ利用時のランニングコスト比較

ここでは、乾燥を使わず洗濯機能だけを利用した場合のランニングコストを比較します。

実際に家計への影響が大きいのは電気代よりも水道代であり、この点を理解しておくことが節約の第一歩です。

各メーカーの洗濯時コスト一覧表

下の表は、1日1回洗濯した場合の年間および8年間のコストをまとめたものです。

電力料金単価は31円/kWh、水道料金137円/㎥、下水道料金125円/㎥を基準としています。

項目 東芝 TW-127XP3L パナソニック NA-LX129CL シャープ ES-X11B
消費電力量 70Wh 68Wh 75Wh
使用水量 80L 83L 75L
電気代/回 2.2円 2.1円 2.3円
水道代/回 21.0円 21.7円 19.7円
年間合計 8,442円 8,707円 8,021円
8年間合計 67,540円 69,654円 64,167円

洗濯だけで見た場合、どのメーカーも大きな差はありません。

ただし、シャープのES-X11Bはわずかに水道代が低く、長期的には約5,000円ほど安くなります。

水道代がコストを左右する理由と節約のコツ

洗濯では電気よりも水の使用量がコストを左右します。

たとえば、80L使用する場合、水道と下水道を合わせると約36円が1回の洗濯で発生します。

電気代が数円に対して、この差はかなり大きいです。

要因 水道代への影響 節約のポイント
すすぎ回数 多いほど水道代が増加 「ためすすぎ」より「シャワーすすぎ」を選択
水量設定 自動設定に任せると多めになりやすい 衣類量に合わせて手動で水量調整
洗濯回数 多いほど当然コスト増 1回あたりの洗濯量を増やし回数を減らす

電気代より水道代を意識することが、実は最も効果的な節約方法です。

洗濯~乾燥まで利用した場合のランニングコスト比較

次に、洗濯から乾燥までを1回のサイクルで行った場合のランニングコストを比較します。

乾燥を多用する家庭では、この部分が年間コストの大半を占めるため、メーカーごとの性能差が大きく表れます。

乾燥機能を使うとどれくらい差が出るのか

以下の表は、洗濯~乾燥1回あたりのコストと、年間・8年間の合計をまとめたものです。

項目 東芝 TW-127XP3L パナソニック NA-LX129CL シャープ ES-X11B
消費電力量 1,330Wh 890Wh 600Wh
使用水量 61L 55L 49L
電気代/回 41.2円 27.6円 18.6円
水道代/回 16.0円 14.4円 12.8円
年間合計 20,882円 15,330円 11,475円
8年間合計 167,059円 122,640円 91,799円

この結果から、東芝とシャープでは約7.5万円もの差があることがわかります。

乾燥機能の電力消費量が多いモデルほど、長期的なコスト負担は重くなります。

電力消費量の違いから見るメーカーごとの特徴

電力消費量を比較すると、シャープは600Whと最も省エネ性能が高く、次いでパナソニック、東芝の順です。

乾燥方式の違いがこの差を生んでいます。

メーカー 乾燥方式 特徴
東芝 ヒーター乾燥 短時間で乾くが電力消費が多い
パナソニック ヒートポンプ乾燥 電力効率が良く、生地にも優しい
シャープ 低温ヒートポンプ乾燥 最も省エネで衣類ダメージも少ない

乾燥をよく使う家庭ほど、省エネ性能の高いモデルを選ぶことが経済的です。

次の章では、省エネモードを使った場合にどれほど節約できるかを具体的に見ていきましょう。

省エネモードを活用した節約効果

多くのドラム式洗濯機には、省エネ運転を行う「エココース」や「省エネモード」が搭載されています。

このモードを活用することで、同じ洗濯・乾燥でも年間数千円単位で電気代を節約できます。

ここでは、東芝とパナソニックの省エネモードを比較し、その効果を詳しく見ていきましょう。

東芝とパナソニックの省エネモード比較

以下は、省エネコースを利用した場合の各メーカーのランニングコストです。

シャープのES-X11Bは省エネコース非搭載のため、標準コースの数値を参考値として記載しています。

項目 東芝 TW-127XP3L パナソニック NA-LX129CL シャープ ES-X11B
洗濯乾燥時間 205分(標準96分) 165分(標準98分) 155分(省エネなし)
消費電力量 730Wh 620Wh 600Wh
使用水量 61L 55L 49L
電気代/回 22.6円 19.2円 18.6円
水道代/回 16.0円 14.4円 12.8円
年間合計 14,093円 12,275円 11,475円
8年間合計 112,747円 98,200円 91,799円

標準コースに比べて、省エネモードでは年間で約6,000円、8年間で最大5万円近い節約効果が見込めます。

その一方で、洗濯から乾燥までにかかる時間は約2倍になる点には注意が必要です。

標準コースと省エネコース、どちらが得?

「急ぎたいときは標準コース」「時間に余裕がある日は省エネコース」といった使い分けが賢い選択です。

家庭によっては、共働きで夜間洗濯をするケースも多いため、省エネモードを夜に設定しておくのもおすすめです。

使用シーン おすすめコース 理由
朝や出勤前など時間がないとき 標準コース 時短重視。乾燥までスピーディー。
夜間や在宅時 省エネコース 長時間運転でも電気代を節約できる。
タオルや軽い衣類中心 省エネコース 乾燥時間が短く、仕上がりにも影響が少ない。

時間の使い方次第で、省エネ効果は最大限に発揮できます。

ドラム式洗濯機のランニングコストを抑える方法

ここからは、メーカーやモデルに関係なく、日常的に実践できるランニングコスト節約法を紹介します。

特別な設定変更や高額な機能を使わなくても、ちょっとした工夫で費用を大幅に減らすことができます。

洗濯回数・時間の最適化で電気代を節約

ランニングコストを抑えるうえで最も効果的なのが「回数の見直し」です。

1回分の洗濯コストを減らすのは難しいですが、回数を減らすことで年間数千円の差が生まれます。

ポイント 具体的な工夫
洗濯回数を減らす 家族分をまとめて洗う・週末に集中洗濯する
電気料金の安い時間帯を活用 夜間料金の時間帯に設定(スマートプラグなどを利用)
時短コースを賢く使う 軽い汚れの衣類は時短コースで十分

また、乾燥は特に電気を使う工程のため、可能な限り自然乾燥を組み合わせるのがベストです。

メンテナンスと設定変更で長期的コストを削減

フィルターの詰まりやホコリの蓄積は、電力効率の低下を招きます。

週1回の清掃でも、乾燥効率が上がり消費電力を抑えられます。

メンテナンス項目 頻度 効果
乾燥フィルターの掃除 毎回 乾燥時間短縮・電気代削減
ドラム内のカビ防止清掃 週1回 臭い防止・性能維持
給水フィルターの点検 月1回 水流の安定・節水効果

洗濯機は“掃除する家電”と考えると、結果的にコストも寿命も伸ばせます。

次の章では、これまでの比較結果を踏まえて、どのメーカーがどんな家庭に向いているのかをまとめます。

まとめ:コストだけでなく使い方で差が出る

ここまで、東芝・パナソニック・シャープのドラム式洗濯機をランニングコストの観点から比較してきました。

最終的な選び方は「どのメーカーが一番安いか」ではなく、家庭の使い方にどれだけ合っているかが重要です。

コスパ重視ならシャープ、省エネ重視なら東芝・パナソニック

まず、ランニングコストを最も抑えられるのはシャープのES-X11Bです。

乾燥をよく使う家庭でも、消費電力量が少ないため、8年間の運転コストが最も低くなります。

一方、東芝やパナソニックは省エネモードや温水洗浄など、電気代を賢くコントロールできる高機能機種です。

メーカー 特徴 おすすめの家庭
シャープ 本体価格・ランニングコストともに低め コスパ重視で乾燥も頻繁に使う家庭
東芝 洗浄力と静音性に優れ、省エネモード対応 家族が多く、夜間や早朝に洗濯する家庭
パナソニック 自動投入・温水泡洗浄など高機能設計 清潔志向・効率重視の共働き家庭

つまり、「安さ」よりも「家庭環境に合った選択」こそが、本当の節約につながるということです。

家庭の生活スタイルに合わせた選び方のポイント

最後に、ドラム式洗濯機を選ぶ際に意識したい3つのポイントを整理しておきましょう。

チェックポイント 内容
1. 洗濯頻度 毎日使うなら省エネ性能を重視、週数回なら本体価格優先でもOK
2. 乾燥の使用頻度 乾燥を多用するならヒートポンプ式、自然乾燥中心ならヒーター式でも十分
3. 時間の余裕 時間に余裕がある家庭ほど、省エネモードを活用できる

同じ洗濯機でも、使い方次第で年間コストが大きく変わります。

特に乾燥の使いすぎや、メンテナンス不足は隠れた出費の原因になるため注意しましょう。

ドラム式洗濯機は、使い方を工夫するほど「節約家電」に変わる存在です。

長く使う家電だからこそ、数字だけでなくライフスタイル全体を見据えて選ぶことが大切です。

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