新幹線のA席はどこ?上り・下りで景色が変わる海側の秘密を徹底解説

生活

新幹線を予約するとき、「A席ってどっち側?」「富士山は見えるの?」と迷ったことはありませんか。

東海道・山陽新幹線では、A席は3席側のいちばん窓際、つまり海側の座席です。

相模湾や浜名湖を望む開放的な景色を楽しめる一方で、午後には日差しが差し込むなど、時間帯によって快適さが変わります。

この記事では、A席の正確な位置と進行方向の違い、E席との比較、そして予約で失敗しないためのコツを徹底解説。

海を眺めたい派・静かに過ごしたい派のどちらにも役立つ情報を、写真派ライターの実体験を交えて紹介します。

読み終わるころには、自分にぴったりのA席をスムーズに選べるようになります。

新幹線のA席はどこ?基本配置と向きの違いを解説

新幹線の座席を予約するとき、「A席ってどっち側?」「富士山は見えるの?」と迷う人は多いですよね。

この章では、A席の位置と進行方向による違いをわかりやすく整理します。

ABCDE座席の並びとA席の位置

新幹線の普通車は、通路を挟んで3席+2席の並びが基本です。

窓側からA・B・C|D・Eの順にアルファベットが振られています。

つまりA席は3席側のいちばん窓際にあり、主に東海道・山陽新幹線では海側を向いています。

座席 位置 特徴
A席 3席側の窓際 海側の景色を楽しめる
B席 3席側中央 座面がやや広い
C席 3席側通路 出入りしやすい
D席 2席側通路 隣が1人で圧迫感が少ない
E席 2席側窓際 山側で富士山が見える

この配置は、N700S・N700Aなど東海道・山陽新幹線の全車両で共通です。

そのため、A席を選べばどの区間でも「海側」に座ることができます。

上り・下りでA席の向きは変わる?

実は、新幹線の進行方向が変わってもA席の位置関係は変わりません。

下り(東京→新大阪・博多)でも上り(博多→東京)でも、A席は常に南側=海側に位置しています。

これは線路の敷設方向が一定しているためで、車両が反転しても座席番号の配置が統一されているからです。

区間 進行方向 A席の位置
東京→新大阪(下り) 前方右側が山、左側が海 左側=海側
新大阪→東京(上り) 前方左側が山、右側が海 右側=海側

つまり、どちらの方向でもA席は常に海側の窓際です。

この配置を覚えておけば、乗車方向を気にせず景色を楽しめます。

A席が「海側」と呼ばれる理由

東海道新幹線は、太平洋に沿って走る区間が多い路線です。

線路の南側(海側)には相模湾、駿河湾、浜名湖などが広がり、その方向に面しているのがA席です。

一方、北側(山側)に位置するのがE席で、こちらは富士山や山並みの眺めが楽しめます。

A席=海側、E席=山側と覚えると、座席選びがぐっと分かりやすくなります。

A席から見える景色|富士山・海・街並みの見え方

A席は「海側の窓席」として知られていますが、実際にどんな景色が見えるのか気になりますよね。

この章では、区間別にA席から見える景色と、時間帯によるおすすめポイントを紹介します。

東海道新幹線でA席から見える主な景色

東海道新幹線のA席は、東京から名古屋・新大阪にかけて海を望む区間が多く、開放感のある景色を楽しめます。

区間 主な景色 見どころ
品川〜小田原 相模湾 晴天時は水平線が広がる
静岡〜掛川 浜名湖・駿河湾 海面がきらめく風景が見える
名古屋〜京都 市街地と田園風景 夕暮れ時の街灯りが美しい

特に早朝の列車では、海面に朝日が反射して黄金色に輝く光景が見られます。

朝便×A席は「旅情を味わえる特等席」といえるでしょう。

上り・下り別の見どころと時間帯のコツ

下り(東京→博多)では、左側が海側になるため、A席から駿河湾や浜名湖がよく見えます。

上り(博多→東京)の場合は、右側が海側になるので、夕暮れ時の浜名湖や相模湾の景色がおすすめです。

ただし午後便では、西日が差し込みやすいため、サングラスやブラインドの活用が快適さを保つポイントです。

写真好きにおすすめのA席ポジション

写真を撮りたいなら、車両の中央〜後方のA席がベストです。

車輪上の振動が少なく、窓の柱がフレームに入りにくいため、構図を整えやすいのが特徴です。

また、スマートEXの座席表で「進行方向左側(下り)」を選べば、海をバックにした連続写真も狙えます。

海のきらめきや街並みを楽しみながら静かに過ごしたいなら、A席はまさに理想の選択肢といえるでしょう。

A席のメリットとデメリットを比較

「A席って静かそう」「でも日差しが強いって聞いた」──実際のところどうなのか、気になりますよね。

ここでは、A席の快適度を客観的に見ていきましょう。

静かさ・日差し・隣席数から見た特徴

A席は“海側の静かな窓席”として人気があります。

隣は2人掛け側ではなく3人掛け側なので、車両全体の通路に近いE席側よりも人の出入りが少なく、落ち着いた空間になりやすいのが特徴です。

ただし午後便では南西からの西日が差し込みやすいため、夏季はブラインドの活用が必須です。

項目 A席(海側) 評価
静かさ 通路から遠く、人の出入りが少ない
日差し 午後は直射日光が強い
眺望 相模湾・駿河湾・浜名湖など
隣席の圧迫感 B・C席と隣接するためやや近い

短時間乗車なら景色を楽しみながら静かに過ごせる最適席です。

一方、長時間乗車では日差し対策や温度管理を意識すると快適に過ごせます。

A席が快適になるおすすめシーン

A席の良さが光るのは、実は朝〜昼前の時間帯です。

この時間帯は逆光が少なく、海や街並みの景色をクリアに楽しめます。

おすすめシーン 理由
朝出発の出張・旅行 柔らかな朝日と海のきらめきで気分が上がる
静かに過ごしたい一人旅 通路から遠く落ち着いた雰囲気
景色重視のカメラ旅 窓の反射が少なく撮影向き

特に東京〜静岡間では、左側の車窓から相模湾のカーブや遠くの大島まで見渡せることがあります。

「静かに、でも景色は楽しみたい」という人にA席はぴったりです。

避けたほうがよいケースとその理由

午後の便や夏場の日差しが強い時間帯は、A席がやや暑く感じることがあります。

また、複数人で会話しながら移動する場合は、通路側に比べて出入りがしにくい点も注意です。

  • 長時間作業をする人 → 画面反射が気になることがある
  • 頻繁に立つ人 → 隣席への声かけが必要
  • 午後発の列車 → 西日でまぶしい可能性

とはいえ、ブラインドや帽子などの簡単な対策でほとんどの不便は解消できます。

静けさを優先したい人には、依然としてA席は魅力的な選択肢です。

A席とE席はどっちがいい?富士山・日差し・静音性で比較

窓側を選ぶとき、よくある悩みが「A席とE席、どっちがいいの?」というものです。

ここでは、景色・快適さ・環境の3つの観点から徹底比較していきましょう。

E席との景色・快適性の違い

A席は海側、E席は山側。つまり、見える景色がまったく異なります。

比較項目 A席(海側) E席(山側)
景色 相模湾や浜名湖など、海の眺め 富士山・山並みが中心
日差し 午後は西日が入りやすい 午後は日陰になりやすく落ち着く
静けさ 通路から遠く比較的静か 隣が1人だけでさらに静か
写真撮影 朝〜昼がベストタイム 昼〜午後がベストタイム

富士山を見たいならE席が有利ですが、海景色派ならA席が断然おすすめです。

どんな人にA席が向いているか

A席は、静かで開放感のある景色を求める人にぴったりです。

特に次のようなタイプの人には向いています。

  • 車窓を眺めながらゆっくり旅したい
  • 朝の柔らかな光を感じたい
  • 人の通りが少ない静かな席を選びたい

逆に、富士山を確実に見たい・午後便でPC作業をしたい人はE席のほうが快適です。

それぞれの目的に応じて選ぶのがコツです。

通路側・中央席とのバランスで考える選び方

もしA席が取れなかった場合、通路側のC席や中央のB席も状況に応じて検討しましょう。

座席タイプ 向いている人 特徴
A席 海や朝日を楽しみたい人 静かで景色が良いが午後はまぶしい
B席 体格が大きい・混雑期でも確実に乗りたい 座面が広く、直前予約でも残りやすい
C席 トイレや移動が多い人 通路に出やすく作業しやすい

新幹線のABCDE座席は、どれも一長一短があります。

「景色を楽しむならA席」「快適さを求めるならE席」というのが基本の選び方です。

用途と時間帯を意識して、ベストな席を選んでみてください。

A席を選ぶときに知っておきたい予約のコツ

「A席を取りたいのに、いつも埋まっている…」という経験はありませんか。

この章では、予約時に失敗しないためのコツを3つのステップで紹介します。

スマートEX・えきねっとでA席を確実に取る方法

新幹線の座席予約は、ネットサービスを使えば自分で座席を指定できます。

特にスマートEXやえきねっとでは、シートマップ(座席表)を開いてクリックするだけで簡単にA席を選択可能です。

サービス名 特徴 おすすめポイント
スマートEX 東海道・山陽新幹線対応 座席表で「海側(A列)」をクリックすれば確実
えきねっと 東北・北陸・上越新幹線対応 上り・下りの方向を表示してくれる

予約時は座席表の「左端」がA列になっています。

迷ったら“左側の窓席”を選べばA席と覚えておきましょう。

進行方向と景色を確認するチェックリスト

A席は海側ですが、進行方向によって窓の向きが異なるため、景色を狙いたい場合は出発駅ごとに確認するのがベストです。

区間 進行方向 A席の位置
東京→新大阪(下り) 左側が海側 相模湾・駿河湾が見える
新大阪→東京(上り) 右側が海側 夕暮れ時の浜名湖が見える

また、早朝出発ならA席から朝日が差し込み、午後出発ならA席はまぶしいのでブラインドを活用しましょう。

出張などで作業したい場合は、午前便のA席が最も快適です。

空いているA席を探す裏ワザ

繁忙期や直前予約でも、ちょっとした工夫でA席を確保できる可能性があります。

  • 希望時間帯で空きがなければ1本前・1本後の列車を検索する
  • 同じ列車でも号車を変えるとA席が空いていることが多い
  • 「最後列」は人気が低く狙い目(リクライニング全開OK)

特に11〜13号車あたりはビジネス客が少なく、A席の空席率が高めです。

スマートEXの「座席表を見る」機能を使えば、クリックひとつで海側A席を指定できます。

早朝・深夜・中間号車のA席を狙うのが、静かな旅を楽しむコツです。

まとめ|A席は海派・静かに過ごしたい派におすすめ

ここまで紹介してきた内容をまとめると、A席は「静かさと海景色を両立できる理想の窓席」です。

最後に、特徴と選び方のポイントを一覧で整理しておきましょう。

A席の特徴まとめ表

項目 内容
位置 3席側の窓際(海側)
見える景色 相模湾・駿河湾・浜名湖など
静けさ 通路から遠く落ち着ける
日差し 午後は西日が差すため注意
おすすめ時間帯 午前〜昼前(朝日が美しい)

目的別おすすめ座席早見表

目的 おすすめ座席 理由
海景色を楽しみたい A席(海側窓) 朝〜昼に最も美しい海が見える
富士山を見たい E席(山側窓) 上り下り問わず富士山側
静かに作業したい D席(通路側) 出入りが少なく集中しやすい
すぐ立ちたい・移動多め C席 通路に出やすく便利

A席を選ぶときの最終ポイント

  • A席=海側の窓際を基本として覚える
  • 午前中の便なら日差しも柔らかく快適
  • 静かに景色を楽しみたい人に最適
  • スマートEX・えきねっとで座席表から直接選ぶのが確実

新幹線のA席は、混雑を避けつつ旅情を感じたい人にぴったりの選択肢です。

進行方向を気にせず、どの区間でも安定して海側の景色を楽しめるのが最大の魅力。

「静けさ×景色×安定感」を求めるなら、迷わずA席を選びましょう。

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