Windows 11では、現在は標準の設定からタスクバーを画面の上・左・右へ移動できます。
レジストリの書き換えや外部ツールは必要ありません。
ただし、この機能は段階的に配信されているため、Windowsを更新しても設定項目がすぐに表示されない場合があります。
この記事では、タスクバーを上や左右に移動する手順、元の下部に戻す方法、移動後の制限、「タスク バーの位置」が表示されないときの確認点を解説します。
Windows11は2026年9月の更新以降、設定からタスクバーを上・左・右に移動できる
タスクバーの位置変更は、2026年のWindows Updateで追加されたWindows 11の標準機能です。
Microsoftは2026年8月27日のプレビュー更新「KB5120998」で、Windows 11バージョン24H2・25H2のタスクバーを下部・上部・左側・右側から選べるようにしました。
2026年9月8日の月例セキュリティ更新「KB5124008」には、KB5120998で提供された改善が含まれています。
対象バージョンと更新の概要は次のとおりです。
| Windows 11のバージョン | タスクバー位置変更の提供状況 |
|---|---|
| 24H2・25H2 | KB5120998で追加され、KB5124008以降にも改善が含まれる |
| 26H1 | 2026年9月22日のKB5124006で段階的に提供 |
| 26H2 | 24H2・25H2で発表済みの機能を含む形で段階的に提供 |
26H1は2026年に発売された一部の新規デバイス向けであり、既存の24H2・25H2搭載PCに機能更新として配信されるバージョンではありません。
自分のPCのバージョンを確認するには、「設定」→「システム」→「バージョン情報」の順に開きます。
「Windowsの仕様」にある「バージョン」と「OSビルド」を見れば、現在の状態を確認できます。
同じバージョンでも機能は段階的に配信されるため、更新済みのPCでも「タスク バーの位置」がまだ表示されない場合があります。
また、Windows 10のようにタスクバーを画面の端へドラッグする方法ではなく、位置は設定アプリから変更します。
タスクバーを上・左右に移動する手順
「設定」→「個人用設定」→「タスク バー」→「タスク バーの動作」→「タスク バーの位置」で、上・左・右・下から表示位置を選べます。
上部へ移動する場合も、左右へ移動する場合も、開く設定項目は同じです。
「タスクバーの動作」→「タスクバーの位置」で「上」を選ぶ
タスクバーを上に移動する手順は次のとおりです。
- タスクバーの何もない部分を右クリックする
- 「タスク バーの設定」を選ぶ
- 「タスク バーの動作」を開く
- 「タスク バーの位置」で「上」を選ぶ
タスクバーの右クリックから設定を開けない場合は、「設定」→「個人用設定」→「タスク バー」の順に進んでも同じ画面を開けます。
選択後にタスクバーが画面の上端へ移動すれば、設定は完了です。
上部に配置すると、スタートメニューもタスクバーに合わせて画面の上側から開きます。
ツールヒント、ポップアップ、アニメーションも、移動したタスクバーの位置に合わせて表示されます。
左右に変更する・元の下に戻す
タスクバーを画面の左側または右側に置きたい場合は、同じ「タスク バーの位置」で「左」または「右」を選びます。
タスクバーが画面の左端または右端に縦向きで表示されれば、変更できています。
元の画面下部へ戻すときは、「タスク バーの位置」で「下」を選び直します。
タスクバーの位置に合わせて、「タスク バーの配置」からスタートボタンやアイコンの並び方も調整できます。
上・左右に移動したときの制限と注意点
タスクバーを左右に置くと、検索ボックスと小さいタスクバーは使用できません。
Microsoftの公式情報では、検索ボックスと小さいタスクバーは、現在は上部と下部の位置でのみサポートされています。
「小さいタスクバー」は、「タスク バーの動作」にある「タスク バーのサイズ」を「小」にし、アイコンとバーの高さを縮小する機能です。
主な制限と確認状況を位置別に整理すると、次のようになります。
| 機能 | 上部 | 左側・右側 |
|---|---|---|
| 検索ボックス | サポート | 非サポート |
| 小さいタスクバー | サポート | 非サポート |
| 自動的に隠す | 一般提供版の公式な扱いは未確認 | 一般提供版の公式な扱いは未確認 |
| タッチ向けに最適化されたタスクバー | 一般提供版の公式な扱いは未確認 | 一般提供版の公式な扱いは未確認 |
| ドラッグによる位置変更 | 利用不可 | 利用不可 |
| モニターごとに異なる位置へ設定 | 利用不可 | 利用不可 |
「自動的に隠す」とタッチ向けタスクバーは、テスト段階では下部以外の位置に未対応とMicrosoftが案内していました。
一般提供後も下部のみで使えると紹介する報道がありますが、Microsoftの一般向け更新情報にはこの制限が明記されていません。
自動非表示やタッチ操作を日常的に使っている場合は、位置の変更後に実際の動作を確認してください。
ドラッグによる移動と、モニターごとに異なる位置を指定する機能は、Microsoftが追加機能として評価中と案内した段階です。
「タスクバーの位置」が表示されないときの確認点
設定項目が見つからないときは、Windowsのバージョンと更新状況、段階配信の状態を順番に確認します。
考えられる原因と対処方法は次のとおりです。
| 確認する状況 | 対処方法 |
|---|---|
| 必要な更新プログラムが未適用 | 「設定」→「Windows Update」で「更新プログラムのチェック」を実行する |
| 更新済みだが機能がまだ届いていない | 最新の更新を早く受け取る設定をオンにし、段階配信を待つ |
| Windows 11バージョン23H2などの対象外環境 | 「設定」→「システム」→「バージョン情報」で確認し、現行の対象バージョンへ更新する |
Windows Updateを手動で確認する場合は、「設定」→「Windows Update」→「更新プログラムのチェック」の順に選びます。
更新が表示されたらダウンロードとインストールを行い、画面の指示に従ってPCを再起動します。
機能を早めに受け取りたい場合は、「Windows Update」にある「最新の更新プログラムが利用可能になったらすぐに入手する」をオンにします。
この設定をオンにすると新機能を早く受け取れる可能性がありますが、「タスク バーの位置」がすぐに表示されることを保証するものではありません。
更新後も項目が表示されない場合は、一度PCを再起動したうえで段階配信を待ちます。
Windows 11では、最近の更新でCopilotキーの割り当ても変更できるようになっています。
Copilotキーを右Ctrlキーなどに変更したい場合や、押しても反応しないように無効化したい場合は、以下の記事で手順を詳しく解説しています。
Windows11のCopilotキーを無効にする方法|右Ctrlなど別のキーに変更する手順
以前紹介されていた「StuckRects3」のレジストリを変更する方法は、Windows 11バージョン22H2以降では機能しないと報告されており、サポート外です。
現在はレジストリを編集せず、Windows Updateと標準の「タスク バーの位置」を使ってください。
まずWindowsを最新状態にし、「設定」→「個人用設定」→「タスク バー」→「タスク バーの動作」を開きます。
「タスク バーの位置」が表示されたら、「上」「左」「右」のいずれかを選べば変更できます。
項目がないときはバージョンと更新状況を確認し、段階配信で機能が届くのを待ちましょう。
参考・出典
- Microsoft サポート|2026 年 8 月 27 日 — KB5120998 (OS ビルド 26200.9278 および 26100.9278) プレビュー
- Microsoft サポート|2026 年 9 月 8 日 — KB5124008 (OS ビルド 26200.9445 および 26100.9445)
- Microsoft サポート|2026 年 9 月 22 日 — KB5124006 (OS ビルド 28000.3086) プレビュー
- Microsoft Learn|Windows 11, version 26H2 known issues and notifications
- Windows Insider Blog|Improving Windows quality: making taskbar and Start more personal
- Microsoft サポート|デバイスで利用可能になったらすぐに Windows の更新プログラムを入手する
- Microsoft サポート|Windows デバイスに関する情報を検索する
- Windows Latest|Windows 11’s movable taskbars are finally available on all eligible PCs

